FreeBSD 10.2: Linux エミュレーションを使う方法

過去、何度か FreeBSD 上で Linux 用プログラムを動かす方法に触れてきましたが、殆どが Boinc を動かすためやディスクレスクライアントの動作確認用のための記述であったため、FreeBSD へ Linuxエミュレーションをセットアップする手順単独のメモを残していない事に気づきました。

現在テスト用に 64bit FreeBSD 10.2 をセットアップ中なので、このバージョンを例に Linux エミュレータをインストールする手順を記録に残しておきます。

前提条件

ここでのインストール手順は、仮想OSを使うLinuxエミュレータではありません。

FreeBSD OSで直接 Linux用に書かれたバイナリー(の一部)を動作させる方法です。

OSにLinux エミュレーションを認識させる

  1. /etc/rc.conf に 「linux_enable=”YES”」を追加
  2. /etc/sysctl.conf に「compat.linux.osrelease=2.6.18」を追加

Linux エミュレーションを起動

/etc/rc.d/abi start

Linux ベースパッケージをインストール

pkg install linux_base-c6

インストールは以上で完了。とっても簡単。

あとは、Linux 用のプログラムをコピーして、コマンドを叩けば動作するようになります。
ただし、動作ディレクトリが固定されていたり、Linux ディストリビューション固有の動作条件があるものは動かない可能性があります。たとえばインストーラを使ってインストールしなければならないようなLinuxアプリケーション。

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