私のPCではないのですが、知人が「PCが起動しなくなった」とDELL Inspiron 15 3000シリーズという Windows 8.1(らしい)ノートPCを持ってやってきました。
私はWindows8.1を使っていないし、知人も使いたくはないが、お金を払ってまでWindows7に戻す気はないそうでやむなく使っているとのこと。というか、特定の一つのアプリが動けばいいそうです。
症状を確認するために電源を入れてみると、青い Recovery 画面が表示されてOSが全く起動しないようです。

Your PC needs to be Repaired
A required device isn’t connected or can’t be accessed.
Error code: 0xc000000f
普通に使えていたPCが突然起動しなくなることはデスクトップのWindows PCでは時々体験する現象で、経験的にはHDDの信号コネクターとケーブルが熱などで接触不良を起こしていることが多く、衝撃を与える機会が多いノートPCの場合は、デスクトップPCよりも高い頻度で発生している気がします。
ということで、まずは、HDD コネクタの接触を確認するためPCの裏ぶたを開け(Dell のPCはパーツ交換が簡単にできるように設計されているので作業が簡単)、HDD の抜き差しをしてみましたが、症状に変化無し。2度ほど試してみたんですが、ダメでした。
お馬鹿なことに、ユーザーはHDDの中からリカバリーメディアを作成していないということ。HDD を初期化して、リカバリーメディアからOSを再インストールする簡単な方法は、今回は使えないようです。
こうなると、HDD を取り外して、外部ハードディスクケースに取り付けて、USB ハードディスクとして修復を掛けるしか無さそうと判断し、HDD ケースに入れて私のメインのWindows XP PCに接続してみたものの、パーティションがGPTパーティションであるため、触ることが出来ず。
DELLのサポートページ利用
仕方がないので、別の2.5inch HDD を Inspiron15 に接続し、私のWindows7 を新規インストール。ディスクスキャンを行うためだけの一時インストール。残念ながらWin7インストールメディアにNICのドライバーが入っていなかったため、DELLのサポートサイトをアクセスしてみたところ、SERVICE TAG(S/N) か EXPRESS SERVICE CODE が分かればピンポイントでドライバーをダウンロードできることが分かりました。これはすばらしい。PCの裏側に張られているサービスタグを控えておいて、NIC が開通した後、DELLのサポートサイトにアクセスし、ドライバーダウンロードページに Service Tag を入力すると、Webページから必要なドライバーをインストールしてくれました。ドライバーだけでなく、最新BIOSやユーティリティーもインストールできました。さらに、リモート診断も出来るのですが、HDD がクラッシュして別HDDを使っているため一番肝心な機能を今、使用できず。もし、この診断でエラーをうまく検出できたらそのまま修理依頼も出来るみたいです。
さて、次はUSB HDD ケースに入れた元内蔵HDDを Inspiron 15 に接続できるようになったので、HDD の中身を確認してみたところ、必要なコンテンツを読み出すことは可能でした。HDD が丸ごと壊れているわけではないようです。ドライブE: として認識されていたので、CHKDSK /F で修復を試みるものの大量の修復メッセージが発生。中には修復できないファイルもあるみたいで、ダメかもという気がしてきました。 実際、再度オリジナル内蔵ドライブをInspiron 15に戻して起動できないものかと試しましたが結局ダメ。
とりあえずDELLのサポートページから、修理見積もりを依頼しておきました。
Windows7 アクティベーション
問題解決のための一時的なWindows7インストールのつもりだったのに、PCのオーナーに連絡したところWindows8は使いにくいため、Windows7が使えるならそっちの方が良いとのこと。多少の費用は負担するということなので、そのまま本番HDDにすることにし、アクティベートしてしまいました。というか、アクティベートキー(シリアルID)を入力だけしておこうと思ったら、システムのプロパティからIDを入力したら、勝手に通信が始まってしまいました。あら〜って感じ。元のHDD容量は500GBで、回復用のHDDは80GB。80GBでも実使用上はしばらく問題ないだろうと考えていましたが、Windows Update が勝手に動いて、あっという間に全容量の半分近くが埋まってしまいました。それに、Dell Backup and Recovery を動かすとリカバリーパーティションを作って、さらにHDD容量を圧迫してくれました。必要なことは分かるけど涙。
やはり80GBでは容量不足ということで、ほぼ新品の500GB HDD に入れ替えることにしました。
ここで問題なのが、「連続2回、同一ハードウェアに対して、同じシリアル番号でアクティベートできるか?」ということ。連続と言ってもインストール時間が必要なので、約24時間 間を開けています。
検索してみたものの、実際にはよく分かりませんでした。マイクロソフトの情報によると、2回目のアクティベートを行うと、1回目のアクティベートが無効になると書いてあるように見えますが、情報源が多くて理解しきれない。
なんにせよ、それを試せる状況にあるので、実際にやってみることにしました。
結果は、2回目のアクティベーションも問題なし。マイクロソフトの情報どおり。80GBのHDDが使えなくなったのかどうかはテストしていません。
Windows7をインストールしてアクティベートしたけど、すぐにHDD容量が不足したとか、HDDが故障して、HDDが替わり、再度ライセンス認証が必要になるというケースでも、安心できると言うことのようです。
個人的には予定外のところで、Windows7 update版のストックを使ってしまいました。料金は請求しますが、これも涙。
追記
DELLのサポート
その後、すぐにDELLから連絡が来て
- 自己診断: 起動時にF12 で停止させて、Diagnostics を選択する。
- リカバリー
を試すようにと指示がありました。とっくに試行済みですが、結果を保存してなかったので、もう一度自己診断を行いました。2は操作不能。
内容は、Event Log タブを選択すれば表示されました。複数行ありますが、テスト実行時間が異なるだけで全部同じ内容。
DELLサポートの判定も、故障 ということなので、この後は素直に引き取り修理に出すことにしました。
修理はあっという間に終わり、HDDが交換されたPCが戻ってきました。Windows8.1 がプリインストールされており、アクティベーションも完了しているもの。保証期間中なので無料。
DELLのサービスは何度か利用しましたけど、今回のような典型的な故障パターンに関しては優れていると感じます。

