2015/5/21 に Apple Mailer から xxxx@mac.com アドレスで電子メールを送れなくなったと先日メモを残しました。
このときは、メールの到着も遅延していたし、iCloud のサービスステータスを確認すると、一部サービスがダウンしていたためサーバー側でトラブルを抱えているものと我慢していたのですが、今日(2015/05/24)になってもメールを送信できないことから、再び iCloud サービスステータスをチェックしてみたところ、全サービスが正常に動作していると表示されていました。
iPad でiCloudアドレスのメールを送信してみたところ、何事もなく送信できました。設定ファイルが壊れたかも、、、、、と iCloud メールのアカウント情報を一旦削除し、再度登録してみましたが現象に変化無し。
ということは、この問題は何か Apple 側で何かメールの仕様変更を行ったのかな?
メールを送信できなくなったのは、
- OS: 10.6.8 Snow Leopard
- Apple Mailer 4.6
- メール送信サーバー: smtp.me.com (Apple Mailer による自動設定)
- メール受信サーバー: mail. me.com (Apple Mailer による自動設定)
という環境で、私は特にカスタマイズしていません。
「SMTP サーバーリストを編集….」を選択すると、手動でポートやプロトコルを表示したり編集できるようになるので、このメニューを選択したところ、smtp.me.com はTCPポート デフォルト(25, 465, 587) で接続待機していることが判明。認証はパスワード方式とのこと。
iPad でダミーメールを送信して、ルーター上でプロトコルを観察してみたところ、実際にはTCPポート 587 に接続していました。メールのsubmission ポートです。ここまでは、Apple Mailer の設定でよいはず。異なるのは、SSL 使用の有無。Snow Leopard Apple Mailer のデフォルトではSSLにチェックが入らないようで、5/21以前はこれで問題なかったはず。ためしに、SSL を有効にしてみると、それまで「オフライン」と表示されていた smtp.me.com の表示から オフライン の文字が消えました。
どうも、Apple の iCloud サーバーをメール送信サーバーとして使用する場合、SSL が必要になった模様。まあ、これくらいの仕様変更なら我慢できるけれども、あらかじめアナウンスして欲しいものです。3日間メール送信するたびにサーバーを切り替えなくちゃいけなくて面倒でした。
(多分、以前はSSLが必要無かったと思うんですけどね~。細かく記録していないためひょっとすると私の勘違いかも。)
2018/10/31 追記
Apple が切り捨てたiPhone/iPad のモデルで Apple Mail が使えなくなった場合、メールの送受信にApp用パスワードが必要になります。
2019/01/17 追記
2018年末に、再び Apple Mailからメールを送信できなくなり、調べてみたところ メール送信サーバー(smtp server)が変更になっていました。