携帯動画変換君 transcoding.ini ノンインターレース用修正

以前、DVDに録画した動画を、iPadなどで持ち歩き可能な 16:9 MPEG4ファイルに変換するためにWindows の携帯動画変換君の transcoding.ini ファイルを修正したことをメモを残しましたが、今回はそれに小修正を加えたので記録に残す事にしました。

DVDレコーダーのビデオ端子から録画した映像は元映像アスペクト比が 16:9 であっても 4:3 として記録されてしまい、元の16:9映像として MPEG4 ファイルに変換するには、 ffmpeg コマンドの中に -aspect 16:9 オプションを使うよう transcoding.ini ファイルを編集する必要がありました。

画面が小さな ipod touch などで見る場合はこれで問題ないのですが、時々パソコン画面で再生するようになり、画面の動きが速い映像を再生すると、インタレース映像のジャギーが目立って気になってしまいます。DVD録画映像をDVD再生ソフトで再生すれば、インタレース映像のジャギーを目立たなくする処理をソフト側で行ってくれるものの、MPEG4に変換して、DVD再生アプリを通さずに再生すると櫛形のジャギーが激しい事、激しい事。
画質の悪さを感じるだけでコンテンツを理解する事に関しては問題ないのですが、携帯動画変換君での変換の最中に、DVD映像をノンインタレース(プログレス)映像に出来ないものかと調べてみました。

そして、-deinterlace オプションを発見。 以下のように修正しました。

[Item1]
Title=16:9標準画質 最大30fps
TitleE=VGA Normal quality 30fps
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -maxfr 30 -i "<%InputFile%>" -title "<%Title%>" -timestamp "<%TimeStamp%>" -bitexact -vcodec h264 -coder 1 -bufsize 128 -g 250 -s 704x396 -aspect 16:9 -deinterlace -b 768 -acodec aac -ac 2 -ar 48000 -ab 64 -f mp4 "<%OutputFile%>.mp4""

アスペクトオプションの後ろあたりに -deinterlace オプションを追加する事により、櫛形のジャギーが殆ど目立たなくなりました。

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