Homepage Builder18でWordPress

最近のWebサイト構築方式には、

  1. 手元のパソコンでサイトを構築した後、コンテンツをサーバーにアップロードする
  2. Webサーバー上にコンテンツマネージメントシステム(CMS)でサイトの枠組みを構築したあと、Webブラウザーからコンテンツをメンテナンスする

のいずれかの方式に大きく分けられます。WordPressは後者の方式。細かい表示位置調整をするのは面倒ですが、一度サイト枠組みを作ってしまえばコンテンツの更新がとっても楽。

昨年、Homepage Builder17 がWordPress をサポートしたということで、短時間 HPB17を使ってみましたが、私の印象ではWordPress のインストールが楽になるだけで、一度インストールして使い始めたらホームページビルダーはいらないんじゃないの?ということから、購入するには至りませんでした。

ホームページのコンテンツを、すべて手元パソコンで作成(バックアップとも言える)していることに慣れている(上記1)と、WordPressの場合は、サイトの枠組み情報は手元PCに保存できるが、サイトのコンテンツ情報はサーバー側に保存されているため、ftpだけではサイトをバックアップすることができないことが面倒と感じます。コンテンツデータをバックアップするには、ダッシュボードからエクスポートする作業が必要で、HPB17を使えばコンテンツ自動バックアップできるのでは?とちょっとだけ期待していたのですが、期待外れに終わってしまいました。

しかし、最近Homepage Builder 18 がリリースされ、HPB17同様30日評価版があり、幸い今 Windows7 Professional のいくらグチャグチャにしてもかまわないテストマシンも運用中で、更にWordPress Ready状態の仮想環境まで準備できているので、再度 ホームページビルダーでWordPressを試してみることにしました。

HPB17の時と異なり、WP Readyの仮想サーバーがある今回はとっても簡単でした。

  1. Just System から HPB18の評価版をダウンロードして Win7ProのPCにインストール。
  2. Win7Pro用のWordPressサーバーを自サイトからダウンロードして、解凍。
    ネットワークの設定を、Win7 PCのNICに変更して、サーバーを起動。

ダウンロード、インストール作業、サーバーの起動には、それなりの時間がかかりますが、HomePage Builder18を立ち上げてから、WordPress サイトを立ち上げるまで、15分くらいで終了。内訳はHPB18のメニューを理解するのが10分、サイトの設定は5分で終了という感じです。

WordPress用に設定されているサーバーがあれば、こんなに簡単なの?っていうくらい簡単でした。評価版を使っているため、選択できるWordPressテーマがひとつしかないことも原因でしょう。テーマに目移りする必要がないため、あっさりWordPressサイトを立ち上げることができました。

ホームページビルダーでは、スクラッチからホームページやサイトを作ってことがほとんどだった私にとって、すでにHPB17で行った作業は記憶の彼方で、理解が難しかったのはWordPress で際と構築する場合は「サイト」メニューを使わないということ。「WordPress」のメニューを使ってサイトを作ることに気づくまで、数分時間を無駄にしました。

hpb18 wordpress メニューからサイトを作る

hpb18 wordpress メニューからサイトを作る

一応、その後の作業の流れを書いておくと、サンプルテーマを選択しますが、ベーシックの上のものしか選択できません。これを店舗モードでページ構成します。

HPB18 WordPress テーマを選択する

HPB18 WordPress テーマを選択する

WordPressをアップロードするサーバーを選択しますが、WordPress サーバーの設定を個人が準備するのには結構時間がかかるしリソースも必要なので、Just System はそれを省略するためのサービスを準備してくれているようです。ただし有料。
私の場合は、レンタルサーバーなどの物理的なサーバー不要、無料の仮想サーバーがあるので、「その他」の方を選択して、次の画面に進みます。

HPB18 WordPressをアップロードするサイトを選択

HPB18 WordPressをアップロードするサイトを選択

仮想サーバーにアカウント名「ip」でログインして、サーバーのIPアドレスを確認。そのアドレスとログイン情報を入力しますが、ftp のパッシブモードは禁止しているため、「詳細」ボタンを押して、パッシブモードの選択を外す必要があります。

HPB18から仮想wordpressサーバーに接続する

HPB18から仮想wordpressサーバーに接続する

あとは、/home/wordpress/homepage を選択して、(WordPress自体はインストール済みであるため)右上のチェックボックスを外して転送。

HPB18から仮想wordpressサーバーに接続する

HPB18から仮想wordpressサーバーに接続する 2

10秒もしないうちに転送が終了して、次の指示がウィンドウに現れました。

hpb18-wp-upload finish

WordPressとダッシュボードの転送が終了

素のWordPressであれば、テーマを転送すればおしまいですが、ホームページビルダー18の場合は、転送するだけでは転送したコンテンツやプラグインが有効にならないようです。ダッシュボードから「データを反映」ボタンを押す必要があります。

それが終わった後、別のブラウザー画面からテストサイトを開いてみれば、以下のとおり。

HPB18 Sample WordPress Site

HPB18 サンプルテンプレートでWordPressサイトを起動

なんとなく、今風のサイトが出来上がり。

今回は、付属のHPB18マニュアルに割りとまじめに目を通してみたのですが、Just SystemのWordPress に対する本気の姿勢を感じることができました。

WordPressを使いたいけれども、サイトを立ち上げるまでの流れがよくわからない。しかし、使えるお金はある。という人にとっては、結構いいソリューションだと思いました。

ただし、WordPressサイトを実際に何年間か運営して感じるのは、WordPress側のアップデートの激しさ。WP本体、プラグイン、テーマはセキュリティ事情やWP本体のバージョンアップに合わせて頻繁に更新されます。HPBを使わないでWordPressを運用している場合、稀に、何かをアップデートすると別の何かにエラーが出るということは結構頻繁に発生します。Just System のプラグインやテーマはWPのアップデートに合わせてちゃんと更新されるんだろうか?という疑問は残ります。
また、一度確定させたテーマは、必要がなければ更新しません。WordPress はサイト構築時に一度使ってしまえば、ほぼ、必要なくなるってことです。少なくともHPB18を使ってサイトを作った後、デザイン変更しようかな~と考えるのは、すでにHPB18じゃなくて19になっている頃です。17と18を比較すると、テーマが変わっていますし、おそらくジャストのWPダッシュボードのバージョンも替わっています。
このことから言えることは、過去からWordPressを使っていて、操作やテーマになじんでいてひとつのサイトしかメンテナンスしない人には、1度しか使わないHPB18は高価すぎる気がするということです。

サイト構築を日課にしている人、ビジネスでサイト構築を請け負っているが、WordPressの仕組みにはあまり興味がない場合も、よいソリューションだと思います。サイトの見栄えには興味あるけど、スタイルシートをチマチマ調整するのはめちゃくちゃ面倒で、これをローカルパソコン上で作業して、保存しておけるとというのはとってもメリットがあります。テーマをバージョンアップするとき、調整したスタイルシートをちゃんとバックアップしておかないと、苦労が一瞬で水の泡になってしまいますからねぇ。

また、HPB18をしばらく試したところ、HPB18のWordPressサポートは、WordPress ダッシュボードのメニューをJust systemのメニューで覆ってしまい、ややこしいところを初心者ユーザに見えないようにしているものだと理解しました。なんとなく仕組みが見えてしまったので、興味が薄れつつあるところです。WordPressでサイトを作ってほしいという依頼があれば別ですが、多分HPB18を買うことはないだろうと思っているところです。

コメントを残す