Shuttle H61V の消費電力

いろいろな背景から余ってしまったPCパーツ。お蔵入りさせておくのはもったいないな~と思っていたところ、先日Amazon からの紹介メールが届き SHUTTLE XH61 Vというベアボーンが紹介されていました。LGA1155 + SO-DIMM と、余っているパーツにぴったり。これがあれば、お蔵入りパーツを復活させることが出来そう!と購入してみました。

  • ボード: Shuttle H61V, LGA1155 socket + H61 chipset
  • CPU: Celeron G530
  • Memory: 8GB (4GBx2) SO-DIMM
  • HDD: 2.5inch 80GB

HDDは、2.5インチ、電源が外付けのACアダプター、CPUファンはヒートパイプで導かれケース側面からPC全体の冷却と兼用になっているため静音運用向き。1000BASE LANポートが2個付いているのでサーバーやゲートウェイ用途にも使用できそう。ディスプレイポートは、DVI-I と HDMI が付いているので、(試していませんが)デュアルディスプレイも可能のようです。DVI は DVI-I なのでアダプターを付けて15pin アナログVGAにも接続できます。PS2ポートは無いのでUSBキーボードマウスにするか、PS2変換アダプターが必要。両方使えばCPUスイッチの利用も可能で、インストール作業はCPUスイッチにつないで実施しました。
消費電力を計測して、数値が良ければサーバーリプレースを考えたいスペックと言えます。
組み立ては比較的簡単。メモリとCPU取り付けはパーツ周りの空きスペースが少ないため慎重な作業が必要でドライブマウンターを完全に外した状態で行わないと難しい。ヒートパイプ冷却は初めてなので、高負荷時、本当CPUの熱を逃がすことが出来るのか?とちょっと不安。

消費電力計測の他、Windows7でいろいろテストしたいことがあるので、64bit WIndows7 を入れて消費電力を計測。

Windows7 の状態 消費電流 力率85%と仮定した消費電力
BIOS画面  0.33A  約28W
Win7デスクトップ表示待機状態 0.22A  約19W
ネットワークデータコピー中  0.25~0.38A  21~32W
 Windows Update中  0.25~0.35A  21~30W
Win7エクスペリメントインデックス計測中 0.49~0.51A  41~43W
ゲーム(Diablo3)中 0.38A  約32W

今の時点では、Celeron G530 の2コアとも100% になる状況を作れていないので、ピークは不明。(機会を見つけて計測、追加したい。)

それにしても、アイドル状態消費電力の小ささに驚きです。Win7デスクトップが表示されているだけの待機状態で20W以下!HDD を SSD に変更すれば更に低電力化を計れそう。アイドル状態が殆どだけど停止させられないというサーバー用途にぴったり。高負荷にしない限りは発熱を心配することも無さそうです。
消費電力の点から考えれば、(3.5inch HDD接続状態で計測した)Atom D2700が優秀だと思っていたけど、Celeron G530 + H61Vという選択しもあるわと実感しました。処理が必要なときだけ、ガンと電力を消費して短時間処理して、あとはおとなしく待機状態にできますからねぇ。

Windows7 エクスペリエンスインデックス

Celeron G530 + Shuttle H61V、Windows7エクスペリエンスインデックス

Celeron G530 + Shuttle H61V、Windows7エクスペリエンスインデックス

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