私のネットワークのルーターの一つは自作PC上にvyattaで構成していますが、少し前から異音がし始めました。可能性としてはCPUファンと電源ファンが考えられますが、耳を近づけてみると、どうも電源ユニットのファンが寿命を迎えつつあるようです。
ルーターはNLX規格PCにインストールしてあるため、新しい電源を購入して交換することは可能ですが、その場合、交換コストは5千円くらい掛かりそうです。1個1000円以下で入手可能な4cmファンの回転が異常になったくらいで電源交換するのはもったいないという印象です。そもそも、CPUファンはピンピンしているのに、同じ期間利用しているファンが最初にくたびれるとは情けない。
空気の入れ換えをして冷却出来ればいいわけですから、停止中の電源ファンは空気吸入口として使い、スロット型ファンを入れるという手もあります。
Amazon で検索してみると4cmファンなら500円ちょっとで入手可能と判明したため、これを購入することにしました。本日到着して早速交換しましたが、NLX電源の開け方が難しかったため、次回に備えて電源の取り外し・分解作業内容をメモに残しておくことにしました。
まず、PCを開いて、電源から出ているケーブルとパーツを全て外して電源をフリーにするところまでは難しくありません。 続いて作業は以下の通り。
- 電源ケースにPCIスロット用ライザカードが固定されているので、ライザカードを固定している4本のねじを外す。
- 電源と筐体を固定しているリアパネルの黒いねじ1個外す。
- NLX PCケースの裏化粧カバーを外して、底面と電源を固定しているラッチ部分をドライバーで押しながら、電源を前方向に押し出す。
- 電源ケースはねじ2個とラッチはめ込みで固定されているので、ねじを外した後、マイナスドライバーを隙間に挿して蓋をこじ開けてゆく。
パカッ、パカッという感じで外れる。 - 電源ファンは、ねじ留めではなく、ケース本体にちょうどのサイズにはめ込み固定されているので、曲げられているシャーシの一部をラジオペンチかマイナスドライバーでこじ開けたのち、外す。
ファンの交換自体は、異音がするファンの電源ケーブルをニッパーで切断し、新しいファンのものと取り替えるだけ。組み立てなおして動作確認をして、再起動すればルータ復活しました。
一時間くらいの作業でした。
静かなルーターが復活。