最近では、iTunesから気軽に映画をレンタル出来るようになり、とても便利だと感じています。映画同様に書籍もiPadで読むことが出来るようになり、読みたい本を即入手出来ることはとても便利だと感じます。
しかし、デジタルコンテンツには大きな欠点があります。自分が見終わった後、家族や友人に貸し出すことが出来ないこと。映画をDVDで購入すれば、家族で楽しんだり友人にも貸し出すことが出来ます。本も同様で、資料性のあるものならともかく娯楽小説などの場合、紙の本なら知人に貸し出すことが出来ますが、デジタルコンテンツでは端末ごと貸し出すしかありません。それでいて、価格は紙の本と大した差がないわけで、コストパフォーマンスが悪すぎる。端末までは貸し出せないので、ユーザーレベルでの再利用が不可能に近いことが、デジタルコンテンツの欠点だと考えています。
私の場合、身近な人も見る映画タイトルならDVDを購入することにしていましたが、正直言って面倒くさい。ダウンロードして即見て、放置して消すのが簡単だしHDD上の容量節約にもなる。
iPhone5でドックコネクターの形状が変わったことがきっかけで、ドックアクセサリを調べていたら、iPod Touch 4th 以降のドックコネクターに接続してHDMI出力が出来る Digital AV Adapter なるものがあるということを発見しました。
Amazonで調べて見たら、Apple純正のアダプター(HDMI変換のみ)の他、3rdパーティー製のHDMI/VGA/マイクロSDスロット付きのものまで売られていることが判明。当然3rdパーティー製の方がコストパフォーマンスが良いのだけど、こういうアダプター製品は装着感が重要と判断して、 Apple Digital AV Adapter を注文しました。
アマゾンのApple Digital AV Adapterへのリンク
本日、パーツが届いて早速 iPod Touch 4th(iOS5) に接続。袋には「MC953ZM/A」とパーツナンバーが書いてありました。
画面のミラーリングではないが、ビデオやYouTubeの再生画面をHDMIディスプレイに飛ばすことが出来る。
HD品質の映像としては、Apple Keynote のHDビデオをダウンロードして再生してみた。 iPod Touchの場合は720pの品質となるが、動画を見るならこれで十分満足出来そうと感じた。
Apple Storeの情報では、iPadに接続する場合のサポートは iPad2 以降となっていて初代iPadはサポート外のようだが、iPod(iOS5)に接続してみるとiPod Touchと同じレベルの動画表示が可能でした。ミラーリングは出来ず、動画再生した場合にビデオ画面だけがHDMIディスプレイで再生可能ということ。これはいい。例えば、知人宅に遊びに行く時に 、iPadか Touchとアダプターとケーブルを持って行き、その場でiTunesから映画を選んでレンタルダウンロードし、大画面で一緒に見るという使い型が出来そう。
余談ですが、携帯動画変換君で変換した動画をiTunes経由でHDMIディスプレイで再生してみたところ、元映像が640×480程度でインターレースのものだから、動きが速い映像はジャギーが目立ちすぎるって感じでした。携帯画面サイズのアナログ映像だから仕方ないか。
購入したコンテンツを他人に貸し出すことが出来ないことには代わりありませんが、動画に関してはiTunesと デジタルAVアダプター で少し便利になりそうです。

