Dropboxを使っていますが、とっても便利です。
いろんな種類があるネットワークドライブと比べて私の感じるDropboxのいいところは、DropboxのネットワークドライブがDropboxに割り当てられたローカルなディスクスペースのクローンであるという点。別の言い方をすれば、Dropbox上のファイルはコピーではなく「オリジナル」と同等であるということ。
通常、ネットワークドライブ上のファイルは、パソコン上のファイルの「コピー」であり、ローカルハードディスク上のファイルを消してもネットワークドライブ上のデータは影響を受けません。 Dropboxの場合は、Dropboxサーバー上のファイルを消去すれば、ローカルハードディスク上のファイルも消去されます。複数のコンピュータで、一つのネットワークフォルダーを共有して、その上に複数のファイルを置いていて、頻繁に更新を行うと、どれが最新ファイルかわからなくなる場合がありますが、Dropboxを使えば、オリジナルは一つなのでそれがほぼ無くなります。
複数のコンピュータで一つのファイルを編集したり利用したりする機会が多い私にとってはこれが非常に都合がいいと感じます。(ただし、バックアップ目的でネットワークドライブを使用する時は別の仕組みのネットワークドライブを利用すべきだと思います。)
問題は、現時点ではDropboxが提供しているプラットフォームに、私が主に使っているサーバーであるFreeBSDが含まれていないこと。
Dropboxサイトをチェックすると、Windows, Mac, Linux, iOS, Android などにはプログラムが提供されていますが、FreeBSD用のものは配布されていません。まあ、FreeBSD はUnix系OSなので、ネットワーク共有プログラムは多数あり、Dropboxが使えないとしてもファイル共有が全く出来ないわけではないのですが、使えれば更に便利になることは間違いありません。
Dropboxが未対応のFreeBSD上で Dropboxを使うには、二つのやり方があると考えました。
- Linux エミュレーションを使う
- ports コレクションを使う
Boinc を動かすために、Linuxエミュレーションに対応させたマシンがあるので、Linux エミュレーションで Dropbox が動くのでは?と考えました。
しかし、試してみたところうまく行きませんでした。ちなみに、Linuxエミュレーションを使う方法は3通りあると思います。
- rpm パッケージをダウンロードして /compat/linux の下に入れる。
- 手動インストールパッケージをダウンロードして、$HOME に入れる。
- ソースをダウンロードしてビルドする。(この場合FreeBSDバイナリーになると思う。)
私には3は荷が重いので、1と2を試してみました。いずれもうまく行きませんでしたが、結果の一部が残っている上記1のエラーについて、以下にメモを残しておくことにします。
topaz:~> setenv LD_LIBRARY_PATH ~/.dropbox-dist topaz:~> /compat/linux/usr/bin/dropbox status Dropbox isn't running! topaz:~> /compat/linux/usr/bin/dropbox start Starting Dropbox... The Dropbox daemon is not installed! Run "dropbox start -i" to install the daemon topaz:~> dropbox start -i dropbox: Command not found. topaz:~> /compat/linux/usr/bin/dropbox start -i Starting Dropbox... Dropbox is the easiest way to share and store your files online. Want to learn more? Head to http://www.dropbox.com/ In order to use Dropbox, you must download the proprietary daemon. Note: python-gpgme is not installed, we will not be able to verify binary signatures. [y/n] y Error: Platform not supported
ということで、Linuxエミュレーションを使う方法は挫折。
次に、ports コレクションの中のDropbox API についての情報が複数のWebサイトに登録されているのを検索エンジンで見つけたので、それを参考にテストしてみることにしました。
結論から書くと、DropboxサーバーとFreeBSD ファイルシステム上のファイル同期が可能でした。ports コレクションから dropbox-api というユーティリティをインストールすることにより、Dropbox との同期が出来るようになりますが、これはPCのDropboxプログラムとは使い勝手が全く異なるものでした。
PCのDropboxプログラムは、ログイン時にDropboxプログラムがバックグランドで起動し、共有フォルダーを常に監視して、変更があるとDropboxサーバー上のデータと更新を行います。もし、同じフォルダーを共有している別のPCがあるなら、それらの共有フォルダーの内容も自動的に更新されます。
FreeBSDのdropbox-api は自動同期を行うものではなく、コマンド発行時にDropboxサーバー上のファイルを決まったルールでアクセスできるというものでした。
これは、役に立たない感じもしますが、ホストによって使うフォルダーはほぼ決まっているので、スクリプトと cron でPCと同様にフォルダーの自動同期を工夫出来るはずです。
dropbox-api コマンドのインストールとテストに関しては次回のメモに記述します。