FreeBSD 8.3p3 Linuxエミュレーションの BOINC 7.0.28 で計算した結果を、サーバーにアップロード出来ないトラブルがふたたび発生。環境はASRock Atom D510 ボード 。
現象:データのダウンロードは問題なし。計算を終了した rosetta@home, World Community Grid (おそらくどのプロジェクトであっても)の結果が「アップロード中」ステータスが 0% のまま転送が進まない。World Community Grid の方は、「サーバーダウン」と判定してしばらく諦めてしまう。Rosetta の方は、諦めずに何時間もアップロードを試みるが、 1% も進まない。http proxy のログを見る限りステータスは200なので、通信は出来ている。
一週間ほど経路を変更してたりProxyを変更したりしてアップロードを試みてみたが、症状に変化はなく、また、他のBoincクライアントでは同じプロジェクトのアップロードに問題は発生していないためサーバーダウンということは無いはず。
以前のアップロードトラブルはWeb Proxyとの http プロトコルバージョンの違いが原因だったため、今回も http プロトコルを 1.0, 1.1 の両方確認したがアップロード解決しない。
いつからこの現象が発生しているのかを思い返してみると、問題なく動作していた頃と今とでは、FreeBSD OS を 8.3から 8.3p3 へアップグレードし、Boincクライアントのアップデートを行って若干バージョンが異なっている。面倒だが、Boincをソースから再インストールしてみる事して、今回は、option のチェックを変更する事とした。
この時、以下の設定からチェックを外してみる事にしたところ、問題解決。
[ ] OPTIMIZE Enable compiler optimization flags
こんなところに落とし穴があったとは!
しかし、OPTIMIZE オプションなんて触った記憶がないのだけどな。知らず知らずのうちに欲をおこしてチェックを入れたんだろうか?K6-2 サーバーを見てみると、このオプションにチェックが入っているが問題が出ていない。
それにしても、無駄にした計算結果は10個近く。はぁ〜。ため息。