PC修復作業、その2

ウィルスに感染したPC修復中。
依頼者への現時点で必要なデータを送付できたことから、復旧作業を開始する事にした。

一番の問題点がショートカットアイコンが消えてしまった事であるため、ストアーポイントへのリストアで修復を行おうと、system32\rstrui.exe を起動してストアーポイントを表示してみたら、ウィルス感染前のチェックポイントが存在されていない!
原因は不明だが、もう、再インストールするすかなさそうだ。この場合、データファイルのバックアップが必要となる。一部は、依頼者に送ったが、全部ではないため、残りのデータを一応バックアップしておく必要がある。バックアップ対象は約55GB。
外付けUSB HDDに退避させようと、LaVie LS550/D に接続したところ、HDDは認識されるものの、中身にアクセスしようとするとフォーマットが必要と出てくる。確か、Windows7 で使っていた80GB HDDのはず。いずれにせよ消去しないと容量が足りないので、素直にクイックフォーマットを選択したが、最終的に「フォーマットに失敗しました」と出てくる。
ショートカットが消えているので直接 syswow64\compmgmt.msc をたたいてコンピューターの管理を起動する。そこからディスク管理を選択し、フォーマットしてみるものの、クイック、通常フォーマット両方ともフォーマットに失敗する。
なぜ?と思うものの、原因究明は面倒なのでクリーンインストール済みWindows7 テストマシンの空き容量にデータをコピーする事にした。
最初、システム移行用のファイル転送ツールを使ってデータ転送しようとしたら、転送元が64bit Win、転送先のテストマシンが32bit Winであるため、転送出来ないということ。データに32bit/64bitがあるわけじゃないのでデータだけ転送させてくれればいいじゃないかと思うものの、これも諦め。単純にファイル共有を行い、ネットドライブとして使用した空間に、64bit Win7からファイルをコピーする事にした。

ファイルコピーは最初順調。1時間くらいで転送出来るペース。8MB/secくらいで快調にファイルがコピー出来ていた。

ところが、途中で急減速。いきなり30kB/sec くらいまで転送速度が低下。残り時間が約1日と表示されて慌ててしまう。有線LANから勝手に無線LANに切り替わったのかとタスクマネージャでネットワークアクティビティーをチェックして見るものの、ちゃんと有線LANからトラフィックが発生している。
コピーウィンドウの詳細を表示させてしばらく眺めていると、どうも JPEG, .mwa、.doc の転送が始まると速度がガックリ落ちる気がする。さらに見ていると、ホームページ関係らしいフォルダーにさしかかり、.php, .js ファイルなども速度がやたらと遅い。ファイルの中身をスキャンしているんじゃないかと思えるくらい遅い。
ファイルの中身をスキャン?ということばで、アンチウィルスソフトが思い浮かぶ。試しにウィルスバスターをOffにしてみることにした。

その途端にコピー速度が上昇。とはいえ、サイズが小さいファイルがたくさんあるため1MB/secくらいしか出ないが。それでも、コピーが順調に進むようになった。

さっさと、OSの再インストールを済ませたいところ。

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