Endomondoと携帯端末

Endomondoは、GPS付き携帯端末にインストールすると、位置情報のトラッキングと、設定した運動に関して消費カロリー計算をしてくれる便利なアプリケーション。私はiPod Touchユーザーなので、簡易GPSが内蔵されているもののGPS衛星からの電波を利用したGPSが内蔵されていないためEndomondoをインストール出来なかった。
EndomondoはiPhone版と若干機能が異なるものの、Windows MobileバージョンもあるのでやむなくPHSのWM端末で使用していたのだけど、GPSの電力消費が激しく常時接続モードでは通信にも電力を使うため、1時間程度しか利用が出来ない。WiFi接続時のみ通信を行うモードに切り替えて2時間程度。画面をロックして節電モードで使うと更に利用時間は延びるものの、トラッキングポイントが極端に減るためウォーキング用移動経路トレースとしては使えない。まっすぐな道が多い北海道やアメリカ大陸で利用するならいいかもしれないけど。希望としては最低4時間、5,6時間連続利用できれば余裕を持てる。

幸いな事に最近使用済みiPhone3Gを入手する事が出来た。SIMを取り除けばGPS付きiPod Touchとして利用可能。
かと思ったら、そう甘くは行かず、iOS 4.2.1が最終バージョンのため、シングルタスクだし、動きが遅いし、iOS 5 とは使い勝手が違う。でもまあ、Endomondoに関してはインストール出来たから、その他の点はiPod Touchを使えばいいわけだから我慢出来る。

実際Endomondoを使ってみたら、えらく位置精度が悪い。WM版と比べて曲がった道を直線にショートカットする事が多いし、川を挟んで反対側の道を歩いた事になったりする。かと思えば、WM版と同程度の満足出来る精度になる事もある。
一体なぜ? と思っていたら、ようやく理由を推測出来ました。

まず、WM版もiPhone版も、Endomondoスタート時にGPSで現在地を求める。WM版は実GPSしかないので、スタートまでしばらく時間が掛かるがちゃんと位置を調べる。iPhone版は簡易GPSか実GPSかユーザーには特定出来ないけい最初に判定出来たGPSで位置情報を取得してそれを使い続けるみたい。スタート時にちゃんとGPS衛星を捕まえていれば、それ以降も高い精度で移動位置をトレースしてくれるけど、簡易GPSでスタートした場合、無線アクセスポイントを見失った時点から次にアクセスポイントを見つけるまでを直線で結んでしまうようだ。アプリケーション起動から利用開始までの待ち時間は短いけど、精度が悪く、しかも位置情報が途絶えるとGPS検索が始まりここで大量の電力も消費しているみたいだ。 2時間程度歩いてバッテリーが殆ど減っていない時もあるし、バッテリーが空になる事もある。どうもバッテリーが早く無くなるな〜と感じる時は、こんな理由じゃないかと仮説を立ててみた。

次回は、まずマップで位置情報を確認し地図と一致したあとで、Endomondoを起動して、その後でスタートしてみたいと考えている。

技術的にはこんなところだけど、実用的には一度歩いたルートのトレースを再度正確に行う必要性はなくて、いつ、どちら方面のウォーキングを行ったかをさかのぼってチェックする事が出来る点がEndomondoに期待する重要ポイントで、実GPSが働けばバッテリー消費が減るのかどうかを確認出来れば、それでいい。 駄目なら、モバイルバッテリーで解決する事にしよう!これで4時間程度は連続稼働出来るかな。

余談ですが、iPhone4 でEndomondoを動かしている友人のマップはかなり正確でバッテリーの減りも少ないらしい。都会でアクセスポイントが多いからなのかiPhone4のGPS精度が優れているのかは不明だけど、うらやましい限り。

コメントを残す